コンテナ式AI植物工場の開発・販売をする「alesca Life社」
alesca Life社は、レストランの横に、AIを使ったコンテナ式植物工場を設置し、新鮮な野菜を提供しています✨
alesca Life社は、香港発のスタートアップで、本社も香港にあります。
alesca Life社の創業者兼CEOは、なんと日本人です。小田 剛氏です。
なぜコンテナを活用した植物工場?
コンテナは、全世界で約1200万台が利用されていない状態で放置されています。
中国でも、コンテナを安価で購入でき、無料でもらえることもあるそうです。
そこで、alesca Life社は、コンテナを有効活用できないかと思い、コンテナで植物工場をやることにしたそうです。
alesca Life社の方針
世界各地で集めた遺伝子組み換えを行っていない高品質の種子のみを使用しています。
より新鮮で、栄養価の高い野菜を提供するため、食の直前に収穫できるシステムを導入しています。
厳しくコントロールされた施設内での栽培により、alesca Life社の野菜は一切農薬を使用しておりません。
汚染のリスクを最小化するため、栽培中に使用する水は栄養価と酸素濃度の高い水を使用しています。
コントロールされた設備内は外気の温度や天候に左右されず、365日生産が可能です。
農業設備は都市のわずかの未使用地に設置可能のため、消費者のより近くで生産できます。
特別仕様のLEDライトが、野菜の質、量ともに最大限の生育を促します。
データ解析の導入により、効率的で一貫性ある生育を促し、高い生産性を維持することができます。
alesca Life社の技術
alescaコンテナ式植物工場
alescaコンテナ式植物工場は、商業規模の生産量を確約し、始動可能な状態で納品します。
最新のモニタリング・自動化・環境管理システムが導入されています。
1年中、野菜生産が可能です。
ソフトウェアにより管理されていて、それぞれのコンテナは1週間につき2時間だけ手入れをすれば十分です。
alescaフレッシュ室内システム
alescaフレッシュ室内システムは、現地生産が可能なコンパクトキャビネットです。
ある程度まで生育させた野菜をalesca Life社から受け取り、レストランのフロアにおいて、alescaフレッシュという水耕栽培の機械で野菜作りを行い、料理に収穫したての野菜を使って提供します。
マイクログリーンや葉野菜の栽培に最適です。
このシステムは、ウェスティンホテル北京、北京マリオット ホテル ノースイースト、シャングリラホテルグループ ホテルジェン北京などの高級ホテルでも、使われております。
alescaスプラウト遠隔操作システム
alescaスプラウト遠隔操作システムは、水耕栽培の農家向けに開発した環境モニタリング及び自動化システムです。
多くのセンサーが設置されていて、肥料・ポンプ・農家設備の自動化を可能とします。
alescaクラウドIT管理システム
alescaクラウドIT管理システムは、ウェブ及びスマートフォンベースのサプライチェーン及び施設・農家管理システムです。
日々の作業、生育状態、施設の状態が全て管理・監視可能なプラットフォームです。
3カ月に1度、場合によっては1カ月に1度、Alesca野菜の安全性について、詳細なレポートを出しております。
alesca Life社の今後の展開
alesca Life社は、中国で培ったノウハウを活用しながら、農作物の生産力に問題を抱えている地域に展開していきたいそうです。
すでに、UAE(アラブ首長国連邦)には進出しています。
2019年からは、南アフリカでも展開する予定です。
近々、シンガポールにも進出する予定です。
僕が、ふと思ったこと
alesca Life社の創業者兼CEO小田氏は日本人離れしてるなぁと思ってましたが、アメリカ育ちで、高校はシンガポールで、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業してました。
まだまだ植物工場の採算性に課題があるからなのか、日本の植物工場の技術にも興味があるらしく、東京にもalesca Life社のオフィスがあるので、日本企業と協力しあって、よりよい植物工場を作ってもらいたいですね😊
安全で新鮮な野菜を1年中作れるなんて、alesca Life社が地球の食糧問題を解決してくれるかもしれないです。ぜひ頑張ってほしい!
小田氏の最終的な目標は、火星や月で野菜を生産することだそうです。夢がデカいですね😊
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m