AI(人工知能)時代、AIを使い倒す!

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看護師を支援するAIロボット「Moxi(モクシー)」

Moxi(モクシー)は、看護師の仕事を楽にするAIロボットです✨

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引用元:Diligent Robotics社

アンドレア・トマズ博士とヴィヴィアン・チュー博士が、2016年に全米科学財団からの研究助成金で、Diligent Robotics社を立ち上げ、Moxi(モクシー)を作りました。



ヴィヴィアン・チュー博士による開発話

Moxiは、共同創設者であるアンドレア・トマズ博士とヴィヴィアン・チュー博士が共同で取り組んだ3番目の社会的知能ロボットです。

アカデミア時代に最初の2台のロボットを構築しました。

Moxiは、Diligent Robotics社の設立以来、市場に投入した最初の商用ロボットです。

チームがMoxiの構築を開始する前に、看護師と医師を150時間シャドウイングして、必要なものを理解しました。

看護師が行う約30%の作業を実行するように、Moxiを設計しました。

Moxiが構築されると、チームのエンジニアは病院でのさらなるテスト中にMoxiを随所に同行しました。

最後に、チームは、2018年後半から2019年初頭にかけて、テキサスヘルスダラス病院テキサス大学医学部ヒューストンメソジスト病院などでの実証実験中に、Moxiと看護師とのやり取りを微調整することができました。

 

Moxiの目標は、人々の仕事に取って代わることではない

Moxiの目標は、人間の仕事を置き換えるのではなく、人間の仕事を強化することです。

Moxiは、看護師が仕事をベッドサイドから離れて行う仕事時間を減らし、患者に向き合う仕事時間を増やすことを可能にします。

具体的には、Moxiは、できるだけ看護師が患者のベッドサイドを離れる必要がないように、患者のケアに必要な機器や備品の収集や配送といった物流作業を実行します。

汚れたリネンバッグの取り外しまでやってくれます

また、Moxiは病院の中央供給ユニットと連携し、患者のEHR(電子健康記録)と統合して、患者がカテーテル交換を予定している場合、そのことを知ることができます。

指定された日に、Moxiはカテーテル交換用の供給物のセットを患者の部屋の外のボックスに配達することで、看護師の認知負荷をも軽減します。

これらにより、病院に、より効率的で思慮深い環境ができ、より良い患者ケアが可能になります。

Moxiの動作の特徴

人々の助けを必要とせずに作業を完了するためには、完全なモバイル操作機能が必要であります。

そのために、Moxiはさまざまなサイズのオブジェクトを拾えるグリッパーハンドを持ち、高/低棚に到達するために上昇する柱体を持ち、完全に可動する土台を持ち、廊下やドアを通るため人間に近い大きさになっております。

また、LEDアイ(目)の点滅や音声で意思表示をしたり、頭を振ったり、うなずいたりします。

YouTube動画で、英語字幕や日本語字幕を表示する方法もあります。



Moxiの利用料金

病院とはマネージドサービスモデルとして長期契約を行い、病院のワークフローに基づいてMoxiの機能を設計し、病院のニーズを常に監視して、病院が使用した分だけ料金を支払う仕組みです。

マネージドサービスとは、業務の改善や経費の削減を目的とした特定のプロセスや機能をアウトソーシングすることです。

アウトソーシングとは、従来は組織内部で行っていたビジネスプロセスについて、それを独立した外部組織から労働サービスとして購入する契約のことです。

 

僕が、ふと思ったこと

Diligent Robotics社の見事な戦略に驚きました!

Moxiの目標は、人々の仕事に取って代わることではない」と言い切ることで、いろんな病院に受け入れられやすくなるでしょう。

看護師が行う約30%の作業を実行するように、Moxiを設計しました」とも言っているので、人から仕事を奪おうとしているようには見えないです。

Moxiに仕事を取られるかもしれないと思うと、病院内でMoxiの導入に反対する人がいっぱい出てくるでしょうが、機器や備品の収集や配送などの物流作業をやってもらうことに専念してくれるなら、大歓迎でしょうね😊

能力の高い高価なロボットばかりが注目されがちですが、Moxiのようなロボットの方が反対されにくく、価格も安いので、より多くの病院や企業に導入されていくような気がしました!😊


今回の記事は以上になります。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m