タクシーの運転手は、自動運転により、なくなる職業なのか?
タクシーの運転手は、自動運転タクシーの登場により、なくなる職業なのか?
僕の予想では、タクシーの運転手という職業は、なくならないです。
僕なりに検討してみたいと思います。
人間の運転手によるタクシーのメリット
タクシーの運転手さん独自の情報を教えてもらえる
外国など自分が知らない土地に行った時は、僕はわざわざタクシーに乗って、タクシーの運転手さんから情報を収集しています。
おいしいレストランやオススメのバーや最近のこの地域の景気や儲かっている業種・会社なども、よく教えてもらっています。
人間による、きめ細かい対応をしてもらえる
こちらが目的地を多少言い間違えても、目的地を予測して教えてもらえます。
タクシーの中で暑そうにしていたら、「クーラーを強くしましょうか?」などと提案してくれる運転手さんもいます。
札幌で、タクシーの中で寒そうにしていたら、ホッカイロをくれた運転手さんもいました✨ ありがとうございます😊
残念ながら、居酒屋タクシーには乗ったことがありません(笑)
金券を配るのはやりすぎだと思いましたが、個人的には、居酒屋タクシーを考えた人をアイデアマンとして尊敬しています。
人間の運転手でないと、ここまでは、なかなかできないのではないでしょうか。
ここまでやらなくてもいいですか(笑)
人間の運転手によるタクシーのデメリット
道を間違えることがある
急いでいる時にかぎって、なぜか道を知らないタクシーに出くわしますよね(笑)
勝手に道を間違えまくったあげくに、暴言まで吐かれたことがありますよ。
まあ、運が悪かったのでしょう。
居眠り運転の危険性
タクシーの運転手は長時間労働なので、無意識に居眠り運転をしてしまう瞬間もあると思います。
しかし、もう大丈夫になりそうです。
オムロンが、世界初の居眠り運転防止技術を開発しましたからね。
赤外線を使って、人の目の動きをカメラ1台で読み取り、本人が眠気を自覚する前に予兆を検知して警告できるのです。
もちろん、ディープラーニングを使っております。
2020年に市場投入する予定らしいので、期待しています!😊
無人の自動運転タクシーのメリット
料金が安くなる
最終的には、安くなるでしょう。
今現在だと、自動運転タクシー本体の価格や維持費が高すぎて、人間の運転手によるタクシーよりも料金を安くすると、大赤字になるらしいです。
日の丸交通の富田社長が、完全自動運転車の価格を1台1,000万円にして欲しいとメーカーに要望しているところから推測すると、そのあたりの価格にならないと、儲からないということでしょう。
タクシーによる交通事故が減少する
実は、平成29年中にタクシーが起こした事故件数は12,008件もあるのです😵
とはいえ、平成29年中の交通事故発生件数は472,165件もあり、タクシーが起こした事故は約2.5%なので、タクシーの運転手さんは毎日運転している割には、事故を起こしていない方だと言えるでしょう。
タクシーが自動運転車になったからといって、事故件数はゼロにはならないと思いますが、自動運転車は人間よりも運転ミスがはるかに少なく、事故が起こりやすい場所や時間を把握しているので、事故件数が激減することは間違いないです。
最適なルートを走ってくれる
人間の運転手だと、間違えて遠回りしたり、渋滞エリアに入ってしまうこともありますが、自動運転タクシーはリアルタイムの交通情報なども把握しているので、そういうのはないです。
無人の自動運転タクシーのデメリット
タクシーの運転手さんが失業してしまう
タクシーの運転手という職業自体が失業者の雇用の受け皿になっている部分もあるので、タクシーの運転手さんが失業するというのは、本当に深刻な問題です。
この人たちを追い詰めてまで、タクシー料金を下げる必要があるのかを考える必要があるでしょう。
僕が思ったこと
タクシーの運転手さん独自の情報や人間による、きめ細かい対応を希望する人は今後もいると思うので、人間の運転手によるタクシーは生き残っていくと思います。
政府が雇用の受け皿となっているタクシーの運転手という職業を消滅させるとは思えないので、無人の自動運転タクシーを許可制にして、総量の調整をしてくると思います。
ただし、無人の自動運転タクシーを完全に禁止すると、他国との技術競争で後れを取るかもしれないので、禁止することはないでしょう。
また、政府は一般の自動車による交通事故を減少させるだけでなく、タクシーによる交通事故も減少させたいでしょうから、自動運転タクシーを禁止することはないでしょう。
ですから、日本では、タクシーの運転手という職業は、なくならないと思います。
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m