AI(人工知能)の検定試験である「G検定」とは?
JDLAによると、
G検定とは、「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」を育成するための試験です。AI(人工知能)に関する幅広い知識が求められます。
G検定がどのような試験なのかを詳しく説明します!
・G検定の合格率
2017年第1回の合格率 56.84%
2018年第1回の合格率 57.14%
2018年第2回の合格率 64.93%
2019年第1回の合格率 72.76%
合格率高いですね。
資格というのは、創設当初は有資格者がほとんどいないため、わざと簡単にして有資格者を増やしていくものなのです。
わかりやすい例が宅建です。僕は不動産業界にいたことがあり、宅建という資格を持っています。
第1回宅建試験は法令集の持ち込み可で、合格率は93.0%でした。
第2回宅建試験は法令集の持ち込み可で、合格率は98.0%でした。
しかし、ここ10年間の宅建試験は持ち込み不可で、合格率は約15~17%です。
ですから、今のところ、わざとJDLAは合格者数を増やしているのではないかと思っています。いずれ宅建のように、難しくなっていきそうな気がします。
しかし、ここ10年間の宅建試験は持ち込み不可で、合格率は約15~17%です。
ですから、今のところ、わざとJDLAは合格者数を増やしているのではないかと思っています。いずれ宅建のように、難しくなっていきそうな気がします。
・受験資格
受験資格に制限はないです。
・試験概要と出題範囲
試験時間は2時間です。
問題数は226問です。ですので、1問あたり31秒で解かないと最後の問題までいけないです。
問題はすべて多肢選択式で、計算問題もあります。
受験場所は自宅で、オンライン試験です。つまり、なんでも使えます。
出題範囲
人工知能(AI)とは(人工知能の定義)・探索・推論、知識表現、機械学習、深層学習
人工知能をめぐる動向
人工知能分野の問題・トイプロブレム、フレーム問題、弱いAI、強いAI、身体性、シンボルグラウンディング問題、特徴量設計、チューリングテスト、シンギュラリティ
機械学習の具体的手法・代表的な手法、データの扱い、応用
・ニューラルネットワークとディープラーニング、既存のニューラルネットワークにおける問題、ディープラーニングのアプローチ、CPU と GPU
ディープラーニングの概要
・ディープラーニングにおけるデータ量
ディープラーニングの手法・活性化関数、学習率の最適化、更なるテクニック、CNN、RNN
・深層強化学習、深層生成モデル
ディープラーニングの研究分野・画像認識、自然言語処理、音声処理、ロボティクス (強化学習)、マルチモーダル
・産業への応用、法律、倫理、現行の議論
ディープラーニングの応用に向けて
はっきりいって、出題範囲はかなり広いです。
・申込期間
申込期間は、試験日の5週間前の13:00 〜 試験日の1週間前の23:59までです。
・受験料
一般は12,960円 (税込) で、学生は5,400円 (税込)です。
・受験サイト
G検定の受験サイトは、https://www.jdla-exam.org/d/
です。
・申込方法
上記のG検定の受験サイトから申し込めます。
決済は、クレジットカード決済またはコンビニ決済のみです。
・今後の試験予定
1年のうち、3月、7月、11月に試験が行われるようです。
2019年7月9日現在、今後のG検定の試験予定日は、2019年11月9日土曜日、2020年3月14日土曜日、2020年7月4日土曜日、2020年11月7日です。
・合否結果の連絡
合否結果は、9日以内にメールで連絡してくれるそうです。
合否結果の通知は、試験から4日後のときもあれば、9日後だったときもあり、一定ではないみたいです。
期日を過ぎても合否結果メールが届かない場合は、JDLA試験事務局に問合せする必要があります。
合格した人には、下記の案内があります。
・「JDLA Deep Learning for GENERAL 20××#×」認定マークについて
・「JDLA Deep Learning for GENERAL 20××#×」合格証について
・「合格者コミュニティ」へのご招待について
引用元:一般社団法人日本ディープラーニング協会
つまり、G検定の合格証や合格認証ロゴデータがもらえたり、G検定合格者のみが入れるコミュニティCDLEに参加できるようになるのです。
また、合格認証ロゴを名刺に入れることもできます。
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m