AI採用を行う企業側のメリット・デメリット、その企業名とは?
今日は、AI(人工知能)採用を行う企業側のメリット・デメリット、その企業名を説明します!😊
企業側のメリットは8つ
AI採用を行う企業側のメリットを説明します。企業側のメリットは8つあると考えます。
1.選考を効率化できる
2.人事担当者の先入観や偏見を排除できる
3.ES(エントリーシート)のコピペを見つける
4.「社風」に合った人物を見つける
5.活躍しそうな人物を見つける
6.学生と会話する時間を増やすことができる
7.内定を辞退しそうな学生を見つける
8.コスト(人件費)を削減できる
企業側のデメリットは3つ
AI採用を行う企業側のデメリットを説明します。企業側のデメリットは3つあると考えます。
Ⅰ.「時間や労力やお金が必要」
Ⅱ.「そのAIがうまく機能するのか?」
Ⅲ.「AIに不安・抵抗を感じて、志願者が減少する」
Ⅰ.の「時間や労力やお金が必要」ですが、AIを利用するには、膨大なデータを集めて加工したり、モデルを開発したり、それを運用する環境を用意する必要があります。そのためには、時間や労力やお金がかなり必要になります。
Ⅱ.の「そのAIがうまく機能するのか?」ですが、すごく難しい問題なのです。
人間も100%は無理ですが、AIでも100%は無理なのです。
いろんな企業がAIを導入していますが、AIの中身は企業ごとにかなり異なっております。
例えば、ソフトバンクはIBMのAIシステム「Watson」使って、ES(エントリーシート)を判別しております。
それに対して、リクルートHDは「Word2Vec」と「Doc2Vec」といった機械学習ソフトを使って開発したモデルで判別しております。
リクルートHDはDataRobot社(ボストン)に出資しており、日本で最初にDataRobotという機械学習プラットフォームを導入するような先見の明のある会社なので、秘密裏に何か特別なことをしている可能性が高いです😉
Ⅲの「AIに不安・抵抗を感じて、志願者が減少する」ですが、これも難しい問題です。
以下は、転職希望者を対象にしたデータです。
大企業はブランドがあるので大丈夫ですが、中小零細企業はかなり志願者が減ると思います。
まだAI採用に志願者が慣れていないので、どうしようもないです。このままAI採用が増えて、志願者が慣れていけば、解決すると思います。
AI採用を行う企業
AI採用を行う企業名を紹介します。
リクルートHD
ソフトバンク(IBM Watsonを活用)
サッポロビール
NTTデータ
ANA(AI適性検査「GROW360」を導入)
オリエンタルランド(AI適性検査「GROW360」を導入)
AI採用の導入を検討している企業名も紹介します。
伊藤忠商事
住友生命
日本航空
電通
SCSK
NEC
以下は、2019年新卒採用で、大企業の3割がAI採用を実施または検討しているというデータです。
AI採用を打ち切った米Amazon.com
2018年10月10日にAI採用を打ち切った米Amazon.comを紹介します。
モデルに過去10年間の履歴書のパターンを学習させたため、技術関係の職種において、性別の中立性が機能しなかったそうです。
具体的に説明すると、過去10年間の履歴書のパターンでは、技術職のほとんどが男性からの応募だったので、男性を採用するのが好ましいと認識してしまったそうです。
とはいえ、Amazon.comほどの会社なら、データのバイアス(偏り)を限りなくゼロにする方法を開発して、AI採用を再開してもらいたいです!
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m