内定辞退率を販売！リクナビ・リクルートキャリアをAIで分析
いつか起こると思っていたことが、もう起こってしまいました。
正直とても残念です😢
2019年8月26日、政府の個人情報保護委員会は、リクルートキャリアに是正を求める勧告と指導を行い、26日夜、リクルートキャリアの小林大三社長が都内で記者会見を開き、謝罪しました！
目次
今回の事件の内容
就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが、就職活動中の学生が「内定を辞退する確率」をさまざまな個人データから人工知能（ＡＩ）で予測し、本人への十分な説明なしに企業に販売していたことが１日、分かった。関係者によると個人情報保護委員会が説明の在り方が不十分として調査をしており、リクナビは辞退率のデータ提供を一時休止した。
リクナビは事前に情報提供の同意を得ているとして「個人情報保護法には違反していないと考えているが、学生の個人情報の企業への提供について、よりわかりやすい表現や説明方法を検討する」とコメントした。
（共同）
問題となったのは、リクルートキャリアが2018年3月から提供している「リクナビDMPフォロー」という企業向けサービスです。
A社を現在受けている学生がA社をどのくらい内定を辞退しそうか、5段階で判定し、その結果を提供していたそうです。
前年度にA社の選考・内定を辞退した学生がリクナビ上でどんな行動を取っていたかといったデータを、個人が特定されない形で活用・分析し、アルゴリズムを作成したそうです。
個人を特定して作ったものは、アルゴリズムとはいえないので、子供の言い訳に聞こえます。
企業に対して、判定結果をもとに「内定辞退率が高そうだから採用しない」といった合否判定を行わないよう、同意書にサインをもらっていたといってます。
内定辞退率の販売価格は？
販売価格は1社1年あたり400万～500万円であったそうです。
そんな大金を使っておいて、使わないバカな会社はないでしょ！🤬
ある企業の人事担当者は「リクナビに乗せられて学生が大量にエントリーさせられているから、毎年内定辞退者が大量に出ているのに、企業に内定辞退予想を買わせるなんて、ひどすぎる」と怒っていたそうです。
内定辞退率を購入した３８社のうちの２３社の名前
内定辞退率を購入した大手企業は、３８社あったらしいですが、今のところ判明しているのは、以下の２３社です。
1.リクルートＨＤ(自らも同データを購入)
2.リクルートキャリア(自らも同データを購入)
3.ホンダ
4.トヨタ
5.ＮＴＴコムウェア
6.ＮＴＴファシリティーズ
7.アフラック生命保険
8.りそなHD
9.大和総研HD
10.ＹＫＫ
11.ＹＫＫＡＰ
12.東京エレクトロン
13.三菱電機
14.京セラ
15.レオパレス２１
16.テクノプロ・ホールディングス
17.メイテック
18.アイシンAW
19.コロワイド
20.富士ソフト
21.大同特殊鋼
22.住友電装
23.デンソーテクノ
「内定を辞退する確率」だけを販売？
たまたまバレたのが今回の事件であって、他にもいろいろやってると思います。
みなさん、「内定を辞退する確率」だけを販売すると思います？
絶対に有り得ないです。
あまり書きたくないですが、ES（エントリーシート）やリクナビの掲示板への書き込みなどをAI(人工知能)ツール Personality Insights（過去記事）のようなものを使って分析し、個人情報をより詳細に把握しているはずです。
「内定を辞退する確率」だけでな3く、「転職する確率」や「健康寿命」や「生活の満足度」や「コンプレックス」なども販売しているはずです。
そんなこと、わかるはずないと思っているあなた！
例えば、こんな感じで健康寿命を分析できるんですよ。かなり大雑把に分ければ、黄色や赤が健康寿命が長い人の習慣で、青が健康寿命が短い人の習慣です。
リクナビのコメントを、感情認識AIで分析してみた！
いつも通り、感情認識AIでコメントを分析してみました！使い方は、以下を参照して下さい。
リクナビのコメントをコピペして入力してみました！
判定するボタンを押すと、以下の画像が出ました。結果は？
リクナビは、しっかり恐れていますね～(笑)
「よりわかりやすい」などといった肯定的な言葉を用いて、ごまかそうとしていますが、感情認識AIにはバレバレです😁
株式会社リクルートキャリアのプレスリリース記事を、Personality Insightsで分析してみた！
いつも通り、Personality Insightsでも、分析してみました！
Personality Insights の使い方などについては、以下の記事を参照して下さいね。
株式会社リクルートキャリアのプレスリリース記事はこちらです。
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190801-02/
株式会社リクルートキャリアのプレスリリース記事の分析結果ですが、以下の通りです。
注意深さの数値がかなり低いですね(笑)
信用度・利他主義・謙虚さも、低いです。記事を信用しにくいですね(笑)
そういえば、リクルートHDのCEOをAIツール Personality Insightsで分析した記事を書いたことがありました。CEOは、リクルートキャリアとは、いい意味で全然違います。よかったら、読んでみて下さい！
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m
