AI戦略2019:全高校生がAIの基礎、全大学生が初級のAIを習得
政府は、2019年6月11日、AI戦略2019を発表しました。
AI戦略2019では、AI(人工知能)やIOTに強い人材を量産したい政府の強い意志が感じられました✨😊
個人的には、すばらしい戦略だと思っております。
我が国の企業幹部におけるデータの分析・活用
2016年に発表されたデータです。
2014、2015年の我が国の企業幹部におけるデータの分析・活用の戦略的価値への認識は、世界の主要国に比べて非常に低いですね😱
政府は、こういった事実に危機感を覚えたのでしょうか? いろんな改革を行いました。
高校・大学の教育改革
総合科学技術・イノベーション会議(2019.4.18)
政府は、2019年4月18日、総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍晋三首相)で、AIなどの教育・研究に積極的に取り組む国立大学に対して、運営費交付金を重点的に多く配分する方針を決めました。
AI戦略2019
政府は、2019年6月11日、正式にAI戦略 2019を発表しました。
高校における目標
全高校生が、データサイエンス・AIの基礎となる理数素養や 基本的情報知識を習得する。
具体的には、「情報I」(2022年度に必修化)において、データサイエンス・AIの考え方を踏まえたうえで指導方法を改善・充実させていき、ITパスポート試験等におけるAI関連出題を強化する。
大学における目標
文系や理系を問わず、全大学生が初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得する。
具体的には、カリキュラムに数理・データサイエンス・AI教育を入れるよう大学に要請し、取組状況に応じて、大学に運営費交付金や私学助成金等を支援する。
国立大学改革方針(2019.6.18)
文部科学省は、2019年6月18日、国立大学改革方針を公表しました。
国立大学の目指す姿として、数理・データサイエンス教育の全学部学生への展開を挙げております。
文部科学省は、なぜかAIという文字を使っておりませんが、AIを意識しているのは明らかです。
また、文部科学省は、東京大・京都大学・大阪大学・九州大学・北海道大学・滋賀大学の国立大6校で、文理を問わず学べる標準カリキュラムの開発に着手しました。完成後は、一部の大学から実施し、国立大の全学部や公私立大にも展開する計画です。
僕が、ふと思ったこと
早稲田大学で人工知能を教えている友人によると、早稲田大学の政治経済学部でもAI研究室を作る予定らしいと言ってました。プログラミング言語のPythonとか、どこで学ぶのだろう?
ちなみに、この友人によると、早稲田大学理工学部の学生は、Pythonなどに関しては自分で勉強してきているから、全く教えていないと言ってました(笑)
最後に、「自分の子供を文系にしたい、理系にしたい」とかいうのは、完全に時代遅れだと感じています。
親の勝手な思い込みで、偏った勉強をさせるのは、本当にもったいない気がします😉
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m