汎用型協働ロボットアーム「Blue」
「Blue」とは、汎用型協働ロボットアームのことです。
カリフォルニア大学バークレー校AIラボのピーター・アビール(Pieter Abbeel)教授率いるチームが、深層強化学習アルゴリズムを用いて、汎用型協働ロボット「Blue」を開発しました。
一番左のイケメンのおじさんが、ピーター・アビール教授です。
「Blue」は、「AI(人工知能)は既存のロボットの機能をどのように向上させることが可能か?」、「AIはロボット設計のパラダイムをどのように変えることができるか?」というアプローチから作られました。
協働ロボットとは?
協働ロボットとは、「人」と協力しながら柔軟な作業を行える産業用ロボットのことです。
協働ロボットが人間にぶつかった場合、人間がケガをしないように、安全に停止します。
従来の産業用ロボットは、「人」の安全を確保するために、柵で囲われた場所での作業に限定されていて、「人」と協働作業できなかったのです。
「Blue」の特徴・能力
「Blue」は、深層強化学習を利用して、複雑な人間のタスクを習得するように設計されています。
動作時には7軸の自由度を備え、2kgまでの荷重を持ち上げることが可能です。
「Blue」は、人と衝突したとしても安全を確保できるように設計されています。
ブルーは柔軟性が高いロボットなので、タオルを取ろうとアームを伸ばしたときにも、遠慮なくテーブルに力をかけられます。
人が両手にVR(仮想現実)のモーション・コントローラーを持ったまま腕を動かすと、その動きをブルーは忠実にマネできます。
「Blue」の価格は?
「Blue」の価格は、1本(片腕)5,000ドル(約53万円)です。
3Dプリントされた部品を使うことで、かなりコストを抑えたそうですが、十分高いですね(笑)
僕が、ふと思ったこと
2017年8月1日付けで、カリフォルニア大学バークレー校AIラボのピーター・アビール(Pieter Abbeel)教授は、日本が世界に誇るAI企業Preferred Networksのテクニカルアドバイザーになっております。
Preferred Networksは今でもすごい会社ですが、今後飛躍すると思いますので、とても楽しみです。
今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m