AI(人工知能)時代、AIを使い倒す!

AI(人工知能)時代に、AIを使い倒すために、ブログをはじめました!

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ディープラーニングのゴッドファーザー ジェフリー・ヒントン

ジェフリー・ヒントン(Geoffrey Hinton)氏は、ディープラーニングのゴッドファーザーと呼ばれています。

AI業界の人と話すとき、ジェフリー・ヒントン氏の名前や実績を言えば、あなたが一目置かれるくらいスゴイ方なのです(笑)

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引用元:トロント大学

人工知能(AI)の人気が全くないときも、研究を続けていたため、多くの人工知能学者から尊敬されています。

トロント大学の名誉教授であり、エディンバラ大学、サセックス大学、シャーブルック大学から名誉博士号を授与されています。



出身地と出身大学

ジェフリー・ヒントン氏は、イギリスのロンドン生まれです。

1970年にケンブリッジ大学で実験心理学の学士号を、1978年にエディンバラ大学で人工知能の博士号を取得しました。

 

受賞歴

2001年にDavid E. Rumelhart賞、2005年にIJCAIの研究優秀賞、2010年にNSERC Herzberg Gold Medal、2016年にIEEE James Clerk Maxwell Gold Medalなどを受賞しました。

また、2018年、ヒントン氏は、ヨシュア・ベンジオ氏とヤン・ルカン氏と一緒にチューリング賞を受賞しました。

ちなみに、ヤン・ルカン氏はヒントン氏の教え子です。

チューリング賞のチューリング氏は、イギリスの新しい50ポンド紙幣の肖像に採用されることになった方です。

 

ジェフリー・ヒントン氏を世界的に有名にした出来事

2012年10月、イメージネット画像認識コンテスト(ILSVRC)で、トロント大学のジェフリー・ヒントン教授大学院生アレックス・クリジェフスキー氏大学院生イリヤ・サツケバー氏の3人からなるチーム「SuperVision」が、アレックスネットというモデルを使って圧勝しました。

これにより、画像処理におけるディープラーニングの有用性が世界的に認知されました。

このコンテストで使われたモデルのアレックスネットの「アレックス」は、この大学院生アレックス・クリジェフスキー氏の名前からきています。

 

いつものGoogleによる買収

2012年に、ヒントン氏は、トロント大学のコンピュータサイエンス学科内で、物体認識技術を研究するDNNresearch社を立ち上げました。

2013年3月に、GoogleがDNNresearch社を買収したため、ヒントン氏はGoogleに入社しました。

それ以降、ヒントン氏はGoogle(Google Brain)とトロント大学で、勤務しております。

ちなみに、Google Brainとは、Googleの深層学習・人工知能研究チームのことです。

 

ニューラルネットワークを超える「カプセルネットワーク」を発表

2017年10月、ヒントン氏は、ニューラルネットワークを超える「カプセルネットワーク(CapsNet)」を発表しました。

畳み込みニューラルネットワークで用いられているプーリングにより、空間的な情報を喪失しています。

空間において、オブジェクトの位置が変わってしまうのです。

これを防ぐためには、膨大な訓練データが必要となってくるのです。

そこで、膨大な訓練データを用意することなく、空間的な情報を維持するために、空間的な情報をベクトルとして出力します。これを、カプセルと呼んでいます。

 

僕が、ふと思ったこと

AIの世界は、すごいスピードで変化しています。

信じられないかもしれませんが、次から次へと新しい知識が登場するので、最先端を学んだつもりでも、すぐに時代遅れになってしまいます。

米国や中国やシンガポールは、AI大国を目指し、国をあげてAIに取り組んでいます。

AIにおいて、今から日本が米国や中国に勝つことは有り得ないですが、米国や中国になめられない程度にはなっておかないといけないという危機感は持っています。

AIが次世代の軍事力・経済力に多大なる影響をもたらすと確信しているからです。


最後に、ヒントン氏はとても面白い方らしく、数年前に次のように予言したそうです。
「コンピュータは、アメリカ人よりも先に皮肉を理解するようになるよ」と(笑)

僕は大笑いしてしまいましたが、皆さんはどうでしょうか?


今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございますm(_ _)m